各演奏曲の解説に加え、友紀さんのウィーン時代のエピソードも交え、10年以上にわたる夫妻との交流、今回の演奏会への思いなどが飾らない言葉で添えられ、大変心温まります。
チェロとピアノという組み合わせも、軽妙さ、重厚さ、緩急共にご夫妻の息はピタリと合い、ヨーロッパの歴史から文化に思いを馳せ、そしてヨーロッパと沖縄という時空を超えて織りなす人々の心が目の前で奏でられる音楽を通じて次第に一つに紡がれてゆく、という大変上質な時間を心ゆくまで味わうことができました。
浦田陽子・フォウグさんと友紀さんとのピアノ連弾、そして友紀さんによるトルコ人女流作曲家ナチフェ・ギュランの香しいピアノ曲「Orchid (蘭)」の演奏も素晴らしく、思わず息を飲みました。
本当に素敵な演奏会・・・。沢山の刺激と心の栄養をもらえました。深く感謝、です。
この心の栄養をほんの僅かでも私達のコーラス演奏に反映できたらなあ、と・・・。
なお、フォウグ夫妻には、今後も日本各地でいくつかのコンサートがひかえているそうです。以下はそのインフォメーションと、皆さんのプロフィールです。ご参考まで。
“フォゥグ・浦田陽子とウィーンフィルメンバーによるウィーンピアノ四重奏団”
2015年度の主な日本公演予定
11 月 8日 沖縄県八重瀬町 Studio T. Tutti.
11月14日 茨城県つくば市 お蔵コンサート
11月17日 東京都港区虎ノ門JTホール
11月23日 奈良県樋原市万葉ホール
11月24日 京都市左京区コンサートホール村田ホール
他
Profile
Yoko Urata-Fog,フォゥグ・溝田陽子(ピアノ):
東京都出身。洗足学園大学を卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学。1969年同大学在学中ウィーンの
ロンプロ・シュデパノフ・ピアノコンクールで優勝。1972年同音大を最優秀の成績で卒業し、
ヨーロッパ各地と日本での演奏活動を開始する。1974年、コンマール国際室内楽コンクール(仏)の
ピアノトリオ部門で夫のヨアゲン・フォゥグ(チェロ)と共に優勝。1985年、フォゥグ夫妻と
ウィーン・フィルメンパーで構成される「ウィーン・ピアノ五重奏団」を結成、以来同団は夫妻の下、
メンパーを入れ替えながら、ピアノ三重奏、四重奏、五重奏と幅広いレパートリーを持ち、
オーストリア、デンマークをはじめ、ヨーロッパ各地、日本でも数多くのコンサートを開催、好評を博し
ている。日本へも20回を超える演奏旅行を行い、公演を心待ちにしているファンも多い。
ヨーロッパと日本で多数のCDがリリースされ、いずれも好評を博している。
とりわけ、カメラータ・トウキヨウからリリースされたピアノ中心の室内楽作品を収録した6枚は、世界
初録音の作品も含み後世に残る異色的CDと高く評価されている。
Jorgen Fog,ヨァゲン・フォゥグ(チェロ):
コペンハーゲン出身。デンマーク王立音楽院卒業後、ウィーン国立音楽大学でさらに研鑽をつむ。
1972年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者となる。オーケストラ活動に加え、室内楽にも
力を;主ぎ、ウィーンフィルメンパーからなるザイフェルト弦楽四重奏団、ウィーン・弦楽ゾリステンの
一員としても活躍する。1974年、コンマール国際室内楽コンクール(仏)のピアノトリオ部門で妻のフォウグ・
浦田陽子(ピアノ)と共に優勝。その後夫妻で活発な演奏活動を展開している。
Yukl Shinjo, 新城友紀 (ピアノと解説):
八重湖町出身。洗足学園大学卒業後、渡欧。ウィーン市立音楽大学演奏家コース卒業後、ウィーン国立音楽大学へ進学。2014年同大学大学院教育音楽科、ピアノ専攻を最優秀の成績で卒業。在学中、ウィーン、ドイツを中心にソ口、室内楽、歌曲伴奏などの演奏活動。2012年6月イスタンブールのオーストリア大使館にて、トルコ人女流作曲家ナチフェ・ギュランのピアノ曲を初演し好評を得る。昨年暮れに帰国。現在、南部農林高等学校で音楽教諭(臨任)として勤務。

コンサートに来てくださって、ありがとうございました!。みなさんに「とてもいい時間を過ごしました!」との言葉をいただいて、ほっと安心しているところです。いろいろな方々にお会いでき、また自分にとっても、久しぶりの本番となり、私にとっても収穫の多い一日でした。本当に沢山の応援、ありがとうございました!。これをまた次のステップに生かせるように、日々がんばりたいとおもいます。リリーも年末まで本番をいくつかひかえていますね。一緒がんばっていきましょう。どうぞよろしくおねがいします!。
返信削除・・・こなざとう より・・・