「コール・リリー八重瀬」がこの度、平成27年度沖縄県文化協会賞「団体賞」を受賞したのです。
今年度の受賞者、受賞団体は、功労賞部門:29名
奨励賞部門:30名
団体賞部門:19団体
個人の受賞となる、功労賞、奨励賞部門では、琉球箏曲、古典音楽三線、華道、書道、大正琴、陶芸、茶道、盆栽、古典音楽太鼓、写真、美術、琉球舞踊、琉球民謡、日本舞踊、文芸、文化学術、合唱、音楽、演劇、武道など、様々な分野から、そして団体賞にはそれらに加え、ハワイアンフラ、エイサー、ウンケー角力、邦楽、その他文化芸能の保存活動なども加わります。
| 県内各地から集まった受賞者、受賞団体代表者の皆さん |
今日の授賞式の中で「文化芸能は日常生活の大切な潤滑油」という表現がありました。
そうですね。無くても生活できないわけではないけれど、なんらかの文化芸能に携わるだけで、どれほど日常の潤うことでしょうか・・・。本当にそう思います。
そしてコール・リリー八重瀬もコーラスという活動を通してそうした潤いを提供し続けてきたのです。
新城先生、仲松先生はじめ、先輩団員方々の沢山の地道な努力の積み重ねが今日の受賞につながったのですね・・・。誉れに思います。
沖縄県は、伝統芸能のみならず様々な文化芸能活動が活発で、その層も厚く感じます。今日の式典の祝辞や挨拶でも触れられていましたが、県の文化芸能活動は海外でも高く評価され始めている、とのこと。どれほど微力であれ、その一端に私達の活動もつながっている、ということにも改めて感じ入りました。
| 授賞式に参加した新城先生と団の代表者達。名護市民会館大ホール前にて。 |
私達のようなコーラス活動は、俗に言う「伝統芸能」という範疇にはくくりにくいものがあります。でも、だからこそ逆に、「音楽の普遍性と地域に根ざした伝統的なるものとの融合」という、新たな創作にチャレンジできる下地を秘めているのかも・・・、そんな気がしてきます。
大げさに言えば、沖縄南部の八重瀬町という小さな地域から世界に向けダイレクトに発信できる素地がある、ということでしょうか。
「受賞者は、今後は地域のみならず本県の文化の発展にも寄与して下さい」という呼びかけで締めくくられた今日の授賞式・・・。
地域にしっかり根をおろしつつ、グローバルな世界に向けての発信をも目論むスーパーおばあコーラスとして、いつか県の文化に貢献できる日がくるかも・・・、などという妄想をちょっぴり抱いてしまった授賞式でもありました。
| 会場内で、頂いた賞状と共に。 |


