2015年11月28日土曜日

平成27年度沖縄県文化協会賞「団体賞」受賞!

今日は嬉しいニュースです!。

「コール・リリー八重瀬」がこの度、平成27年度沖縄県文化協会賞「団体賞」を受賞したのです。

これは、これまでの24年間という長期にわたる私達のコーラス活動が、「地域に根ざした文化振興発展へ寄与した」、と認めて頂いた、ということなのだそうです。

今年度の受賞者、受賞団体は、功労賞部門:29名
              奨励賞部門:30名
              団体賞部門:19団体

個人の受賞となる、功労賞、奨励賞部門では、琉球箏曲、古典音楽三線、華道、書道、大正琴、陶芸、茶道、盆栽、古典音楽太鼓、写真、美術、琉球舞踊、琉球民謡、日本舞踊、文芸、文化学術、合唱、音楽、演劇、武道など、様々な分野から、そして団体賞にはそれらに加え、ハワイアンフラ、エイサー、ウンケー角力、邦楽、その他文化芸能の保存活動なども加わります。
県内各地から集まった受賞者、受賞団体代表者の皆さん

今日の授賞式の中で「文化芸能は日常生活の大切な潤滑油」という表現がありました。

そうですね。無くても生活できないわけではないけれど、なんらかの文化芸能に携わるだけで、どれほど日常の潤うことでしょうか・・・。本当にそう思います。

そしてコール・リリー八重瀬もコーラスという活動を通してそうした潤いを提供し続けてきたのです。

新城先生、仲松先生はじめ、先輩団員方々の沢山の地道な努力の積み重ねが今日の受賞につながったのですね・・・。誉れに思います。

沖縄県は、伝統芸能のみならず様々な文化芸能活動が活発で、その層も厚く感じます。今日の式典の祝辞や挨拶でも触れられていましたが、県の文化芸能活動は海外でも高く評価され始めている、とのこと。どれほど微力であれ、その一端に私達の活動もつながっている、ということにも改めて感じ入りました。

授賞式に参加した新城先生と団の代表者達。名護市民会館大ホール前にて。

私達のようなコーラス活動は、俗に言う「伝統芸能」という範疇にはくくりにくいものがあります。でも、だからこそ逆に、「音楽の普遍性と地域に根ざした伝統的なるものとの融合」という、新たな創作にチャレンジできる下地を秘めているのかも・・・、そんな気がしてきます。

大げさに言えば、沖縄南部の八重瀬町という小さな地域から世界に向けダイレクトに発信できる素地がある、ということでしょうか。

「受賞者は、今後は地域のみならず本県の文化の発展にも寄与して下さい」という呼びかけで締めくくられた今日の授賞式・・・。

地域にしっかり根をおろしつつ、グローバルな世界に向けての発信をも目論むスーパーおばあコーラスとして、いつか県の文化に貢献できる日がくるかも・・・、などという妄想をちょっぴり抱いてしまった授賞式でもありました。


会場内で、頂いた賞状と共に。
以下は八重瀬町での受賞祝賀会での様子です。


  

  



関連情報:琉球新報記事 (2015年12月1日)

2015年11月23日月曜日

「汗水節の里」宣言記念事業  “未来につなぐ汗水節の心” にて演奏!

11月23日(月=勤労感謝の日)に八重瀬町具志頭改善センターで行なわれた『「汗水節の里」宣言記念事業  “未来につなぐ汗水節の心”』にて、私達コール・リリーも演奏を披露してきました。

具志頭改善センター側にある汗水節の石碑


一曲目はもちろん「汗水節(コーラスバージョン)」です。続いて二曲目は、皆さんおなじみの「てぃんさぐぬ花」。


午後二時の式典開会後、舞台での出演第一番目が私達。
11月15日の八重瀬町芸能祭に続いて、今月二回目の演奏となります。


この式典への主催者、協賛者各位の意気込みを反映してか、会場は超満員。席が足らず立ち見の方々も大勢いらっしゃいます。

実はこの会場=具志頭改善センターが、私達コール・リリーのいつもの練習場所なのです。
慣れているはずなのに、観客席が満員となるだけでガラリと雰囲気が変わります。

少し緊張しましたが、なんとか無事演奏を終えホッと・・・。

舞台での本番の度に思う事ですが、練習を沢山重ねたった一度の本番で披露。
歌は「身体が楽器」なので、声質もハーモニーも想像以上に繊細で色々な事に影響を受けます。

「練習の時よりに巧くできたかも」、と感じる時もあれば、「残念だった」と反省することもあり、その両方があるからこそ、また次の練習に励もうという意気込みも湧いてくる・・・。そう、これもコーラスの醍醐味の一つなのですね。

「本番」という貴重な機会を一つでも多く経験でき、「ありがたいなあ」、と思います。





2015年11月15日日曜日

八重瀬町芸能祭にて演奏!

今日、11月15日(日)、八重瀬町中央公民館で開催された芸能祭で私達コール・リリーも演奏を披露してきました。
午後三時の開演後第一番目の出場でしたが、すでに観客席は満員でちょっとびっくり。


今日の演奏曲は「秋の季節」をイメージしたものが主で、「里の秋」、「ほたるこい」、「影を慕いて」、「愛燦々」の全4曲です。

全員真っ赤なドレスに身を包み、しっとりとした女性らしさを演出してみましたが、観客の皆さんにはどう映ったでしょうか・・・。


「ほたるこい」はアカペラでした。どの歌も合唱曲として合わせてみると、一見簡単そうでそれぞれに難しさがあり、挑戦しがいのあるものばかり。

何度も何度も練習を重ね次第にハーモニーが形を成してくると、その折々に新たな喜びが生まれます。半年をかけて様々な練習をこなし、その集大成の一つが今日の演奏会・・・。


 どれほど練習しても本番はたった一度だけ。演奏の度に反省点も出ては来ますが、それでも、皆さんそれなりに満足の笑顔、です。

8日後の11月23日(月=勤労感謝の日)午後二時から具志頭改善センターで「汗水節」と「てぃんさぐぬ花」を披露する予定です。


当日写真:八重瀬芸能祭2015.pdf  1.6MB

2015年11月11日水曜日

八重瀬芸能祭2015開催!

来る11月14日(土)、15日(日)にいよいよ八重瀬芸能祭2015が開催されます。コール・リリー八重瀬の演奏は15日(日)午後3時の開演後、第一番目となります。
精一杯心を込め、披露したいと思います。お時間のある方は、是非お越し下さいね。




2015年11月9日月曜日

フォウグ・浦田陽子とヨアゲン・フォウグ(ピアノ& チェロ)

今日は、我らコール・リリーがいつもご指導頂いている新城妙子先生の娘さんの新城友紀さん、そして彼女のお知り合いの浦田陽子・フォウグ、ヨアゲン・フォウグ夫妻による「ピアノ and チェロ 〜ウィーンの仲間たち〜」というタイトルの演奏会が、八重瀬町内で開催されました。


各演奏曲の解説に加え、友紀さんのウィーン時代のエピソードも交え、10年以上にわたる夫妻との交流、今回の演奏会への思いなどが飾らない言葉で添えられ、大変心温まります。

チェロとピアノという組み合わせも、軽妙さ、重厚さ、緩急共にご夫妻の息はピタリと合い、ヨーロッパの歴史から文化に思いを馳せ、そしてヨーロッパと沖縄という時空を超えて織りなす人々の心が目の前で奏でられる音楽を通じて次第に一つに紡がれてゆく、という大変上質な時間を心ゆくまで味わうことができました。

浦田陽子・フォウグさんと友紀さんとのピアノ連弾、そして友紀さんによるトルコ人女流作曲家ナチフェ・ギュランの香しいピアノ曲「Orchid (蘭)」の演奏も素晴らしく、思わず息を飲みました。

本当に素敵な演奏会・・・。沢山の刺激と心の栄養をもらえました。深く感謝、です。

この心の栄養をほんの僅かでも私達のコーラス演奏に反映できたらなあ、と・・・。


なお、フォウグ夫妻には、今後も日本各地でいくつかのコンサートがひかえているそうです。以下はそのインフォメーションと、皆さんのプロフィールです。ご参考まで。



フォゥグ・浦田陽子とウィーンフィルメンバーによるウィーンピアノ四重奏団”

2015年度の主な日本公演予定

11 月 8日  沖縄県八重瀬町 Studio T. Tutti.
11月14日 茨城県つくば市 お蔵コンサート
11月17日 東京都港区虎ノ門JTホール
11月23日 奈良県樋原市万葉ホール
11月24日 京都市左京区コンサートホール村田ホール

                                         他

Profile

Yoko Urata-Fogフォゥグ・溝田陽子(ピアノ):

東京都出身洗足学園大学を卒業後、ウィン国立音楽大学に留学。1969年同大学学中ウィンの
ロンプロ・ュデパピアノンク優勝1972年同大を最優秀の成績で卒業し、
パ各地と日本での演奏活開始する1974年、コンマル国際室内楽コンクール(仏)の
ピアノトリオ部門で夫のヨアゲンォゥグ(チェ)と共優勝。1985年、フォゥグ夫妻と
ウィフィルメンパーで構成れるウィーン・ピアノ五重奏団」成、以来同団は夫妻の下
ンパを入れ替えながら、ピアノ三重奏、四重奏五重奏と幅広いレパを持
ストリア、デンクをはじめ、ヨーロッパ各、日本でも数多くのコンサートを、好評を博し
ている日本へも20回を超える演奏旅行を行い、公演を心待ちにしているファンもい。
ロッパと日本で多数のCDがリリースさいずれも好評を博している。
とりわけカメラタ・トウキヨウからリースれたピアノ中心の室内楽作品を収録した6枚は、世界
初録音作品も含み後世に残る異色的CDと高く評価されている。

Jorgen Fogヨァゲン・フォゥグ(チェロ):

ハーゲンデンマク王立音楽院卒業後、ーン国立音楽大学でさらに研鑽をつむ。
1972ウィン・フィルハニー管弦楽団のチェロ奏者なる。オーケストラ活動に加え、室内楽に
力を;ウィーンフィルメンーからなるザイフェルト弦楽四重奏団、ウィーン・弦楽ゾリステンの
一員としても活躍する1974年コンマール楽コンクール(仏)のピアノトリオ部門で妻のフォウグ・
浦田(ピアノ)と共に優勝その後夫妻活発な演奏活動を展開している。

Yukl Shinjo,  新城友紀 (ピアノと解説):
八重湖町洗足学園大学卒業後渡欧ーン市立音楽大学演奏家コース卒業後、ウィーン立音楽大学へ進学2014年同大学大学院教育音楽科、ピノ専攻を最優秀績で卒業在学中、ウィーン、ドを中にソ口楽、歌曲伴奏などの演奏20126月イスタンブールのーストリア使館にて、トルコ人女作曲家チフェ・ギュランのピノ曲を初演し好評を得る昨年れに帰国現在、南部林高等学校で音楽教(臨任)とし勤務。