令和2年1月12日(日)に琉球新報ホールにて、「泉 恵得氏 生年祝リサイタル」が開催されました。
リリーはこのリサイタルに賛助出演しました。演奏曲は泉先生からご依頼のあった「汗水節」です。
「汗水節」はリリーの地元、八重瀬町発祥の民謡でもあり、合唱版「汗水節」はリリーの持ち歌です。毎年町で開催される「汗水節フェスタ」でもリリーはこれまで幾度となく演奏を披露してきています。
しかし今回は、開催日まで余り時間のない中での突然の出演決定でしたので、馴れている歌とはいえ、リサイタルに間に合うよう仕上げることが出来るかしら、と一抹の不安が皆の心に生まれていたのでした。
歌もさることながら、(リリーには大変嬉しい事なのですが)新メンバーが増え、急遽衣装を全員分揃えねばならない、という難題もありました。年末年始が間に入るので、リサイタル当日までの活動期間はかなり限られます。
生年祝に相応しい華やかさと民謡調のイメージを演出するために絣の布を赤のドレスに巻くことに決まりましたが、布の調達、ドレスの新調、全てに時間がさし迫っていました。本当に間に合うのか、とかなり気を揉みましたが、こんな時、リリーには素晴らしい人材がおり、その全てをほとんどお一人で達成してくれたのでした。皆さんどれだけホッとしたことでしょう。T.Oさん、本当に有り難うございます!
さて、そんなこんなで衣装もなんとか間に合い、あとは当日の歌の出来栄えだけです。
体調不良その他の事情で突然の欠席者も数名あったのですが、三線とのコラボを取り入れた今回の演奏、終わってみればそれなりの出来栄えだったらしく、皆さん安堵するやら嬉しくなるやら・・・。
沢山の曲に挑戦するのも大切なことですが、この「汗水節」のようにたった一曲を繰り返し演奏するということにも大きな意味がある、ということも今回あらためて気づかされました。同じ曲の演奏であっても場所が変わり、季節が変わり、体調が変わり、意識が変わると、演奏もまた、その影響を受け変化する、ということにも、同じ曲だからこそ明瞭に気づけます。歌の奥深さを垣間見た瞬間でもありました。
この後はいよいよ、2月23日(日)の「お母さんコーラス大会」への追い込みが始まります。皆で気合を入れて(あ、気合の入れ過ぎは良くないですね。体が硬くなると声も硬くなってしまいますから。このちょうど良いバランスを維持するのが、とても難しいなあ、と個人的にはいつも思っています。)、心と体のバランスをうまく維持しながら、楽しく頑張っていきましょう。

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