先週の日曜日、島尻教育会館で開催された、東風平中学校70周年記念祝賀会でリリーは「汗水節」と「ハナミズキ」を演奏してきました。
出番は、大きな太鼓の鳴り響く中、熱気溢れる子供達の力強い踊りの披露された直後。拍手喝采、会場は沸きに沸いています。続く私たち女声コーラスの演奏ですが、この雰囲気の後に歌うのか、と、微かな不安が頭をよぎります。
でも、「ああ、この雰囲気に飲まれてはいけないのだなあ」と気づき、幕が開くまでのいっとき、心を鎮め、演奏曲の歌詞を頭に描き心を添わせ、メンバー全員気持ちを集中します。
幕が上がると、会場はすでに祝賀会の打ち上げムード一杯。
精一杯心を込め、皆で声を合わせます。私たちの歌が、どうか会場の皆さんの心に届きますように・・・。
結果はどうだったでしょうか? 会場の皆さんに感想を伺う機会はありませんでしたので、残念ながら出来栄えについては定かではありません。
でも、どれ程歌い慣れた曲でも、何度歌っていても、場が異なり、観客が異なり、雰囲気が異なることで、演奏に色々な影響が与えられ、それがまた、新たな心構えを必要としたり、演奏への意気込みに繋がったり、と、新鮮な発見が幾つもあったのは確かです。
歌い慣れているからこそ、ただ歌うこと以外にも大切なことがあることに気付かされたのかもしれませんね。難しい歌は、歌うことだけで精一杯ですから。
私だけでなくリリーの全員にとって、貴重な経験になったと思います。
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