2016年12月12日月曜日

リリー、25周年コンサートを終えて

昨日2016年12月11日、コール・リリー八重瀬25周年記念コンサートも大盛況のうちに無事終える事ができました。ご支援を頂いた皆様、会場まで足をお運び頂いた多くの皆様に厚く御礼申し上げます。さらに、花束等もたくさん頂きましたことを、この場をお借りして感謝申し上げます。

さて、コンサートですが、ご来場頂いた方々は460名にものぼりました。さらに、出演者が「コール・リリー八重瀬」、「なごみ」、「歌って騎士」合わせて54名、会場スタッフの皆さん18名、その他、裏方の方々(舞台監督、照明、音響、録音、等々を喪含める)と550名近くの方々の関わったイベントとなりました。

皆様のご協力とご支援がなければ、このように盛況なイベントとすることはできなかったでしょう。本当にありがとうございました。コール・リリー八重瀬への皆様のご支援と御協力に感謝申し上げますと共に、今後ともご支援を頂けますよう重ねてお願い申し上げます。

そして、大きなサプライズもありました。春に交流会を行なった、東京の合唱団「樫の木」のメンバーの方々も会場に足を運んで下さっていたのです。最後の歌「花は咲く」を舞台にて共に歌っていただくことができました。

振り返れば反省点も多々ございますが、それでも会場の皆様から大変温かい反応をいただけ、心なごむイベントとすることができたのでは、と思います。このような形でコンサートを終えることができましたことを、コール・リリー八重瀬一同、皆様に心より感謝申し上げます。

当日の写真等は後ほど公開させて頂きます。

プログラムノート
第1部
「皆様へ おもてなしの心で歌います」
ここまでこれたのも皆様の温かいご支援があったからこそ。愛唱する歌と共に、この感謝の気持ちを、そしてチーム・ワークの良さ・元気をお届けします。平和への願いを一羽の小鳥に託した「青空のすみっこ」。そして、東日本大震災以降、多くの合唱団で歌われている「ぜんぶ」は、歌”が、仲間が、自分が・・・通ずるもの「ぜんぶ」が今ここに!と、日常の何気ないひとつひとつが、かけがえのない存在なのだと気づかせてくれました。

「ロシアより愛をこめて」
ロシア音楽のもつ独特の哀愁・情熱に心を震わされています。この曲は今年5月の交流会で混声合唱団「樫の木」(東京都多摩市)から受け継いだ曲です。「つる」は19658月、広島を訪れたソ連の文化人代表者(詩人)が、原爆症からの回復を願い千羽を目標に折り続けた少女が、それを完成させるだけの時間なく死んでしまった話に因んだ“折鶴を持った少女”の像を見て衝撃を受け、帰国後、自身の戦死した兄弟への思慕と、少女の願いとを平和への祈りに込め「つる」の詩を母国語で発表。のちにロシア語歌詩で曲が付きソ連で多くの人に歌われました。メッセージを大切に歌っていきたいと思います。

第2部
「スペインからの砂嵐」
このスペイン奇想曲はもともとオーケストラ楽曲をピアノ連弾に編曲されたものです。カスタネットやハープ、金管楽器の音色をピアノの音で表現します。あの熱いスペインの雰囲気が皆様にお届けできますように。

「古き良きニッポンの風景・唄ごころ」
静かな夕暮れの中から一番星を見つけて、そこに蛍がふっと現れる・・・忘れてはならない大切にしたい心の風景のひとつです。大正時代から昭和初期に流行したメロディーは、大衆音楽として親しまれ馴染みの曲ですが、今回はそれらの曲を装いもスタイルも新たに、合唱曲としてお届けします。多様な色彩感を醸し出した編曲はとても芸術的でアカデミックですが、美しい旋律、美しい言葉は時代を超え、今も尚、私達を惹きつける魅力があります。当時のレトロな様子を想像しながらお聴きください。

第3部
「次のステップへ、新たな挑戦」
女声だけの響きにとどまらず、男声音色を交えたこれまでにない挑戦、未開の領域に一歩踏み出したリリー。レパートリーも女声合唱曲・混声合唱曲と広がり、又、人の輪もどんどん膨らみ繋がって行く“歌の力”を実感。これからも音楽の楽しさを探求していきます。